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駅前でずっと彼の幽霊が立っている。

最初は見間違いだと思った。
あの人がこんなところに居るはずがない。
だけど次の日も、その次の日も、一週間が経っても、彼はまだそこに立っていた。

幻じゃない。
彼はずっと待ってくれていたのだ。


行かなきゃ。

私はお気に入りのスニーカーを脱ぎ捨て、裸足になって一目散に走り出した。
両手を広げて待つ、半透明の彼のもとへ。
 
2017/05/30(火) 01:38 [002] PERMALINK COM(0)
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